不老長寿、健胃、前脛骨筋(足三里)の運動

近年になり効能効果に限らず殆どの情報には科学的根拠をと言われます。しかし資金力の乏しい零細企業ではとても多人数の治験等はできず更に学校、病院や研究所への委託研究についても、ほとんど危険性のない簡単と思われる事案でも倫理委員会の承認が必要であり、手軽には依頼出来ません。
仕方なく、自身の体に痛みや不調障害が生じたらこれ幸いとマグレインや理学的療法を試すことにしました。
今回は、マグレインではなく足首の上げ下げによる前脛骨筋部の動作で大腸の水分吸収と直腸の機能が回復したのでないかとの事象です。
足三里付近へのマグレイン貼付で確かに胃酸分泌や腸の活動が活発になります。79歳の私の施療と自身の経験では、日本の正規の三里へのかるい治療刺激は過敏性下痢を抑えて、三里より下で前脛骨筋の上部を強く刺激すると胃酸分泌や蠕動運動を活発にすると捉えていなす。
この度、S状結腸の切除術を受けたために便が貯められず約3週間、毎食後及び2~3時間毎に便意がありました。
足を投げ出して10秒間足首を上に前脛骨筋に力を入れ、10秒休む動作を10回、1日に3回しましたら4日目から日に2回の排便で苦痛がなくなりました。更にその動作中に内臓底筋も脚を持ち上げていたことで働いたのか下腹部のポッコリがかなり収まりました。              阪村悌佑